愛と救いと数えきれない恩がやがてイカレポンチムーブへ昇華する話
アイマス系の3つのFediverse「imastodon.net」「imastodon.blue」「twista」でのブログリレー企画「たんあいがたり-natsu-」参加記事です。
前日7/23のたんあいがたりはむさしさんによる島村卯月さんのお話でした。可愛いの波状攻撃!!
もちづきです。
後悔は割としないほうです。
EoG(Episode of Genkai-P)です。
SideMは人を救いがちというのは日本書紀にも書いてあるくらい有名な話ですが、わたしとて例外でなくSideMに救われてここにいますので、そんな話になるかなと。愛と救済の二本立てでお送りします。
救ってくれたのはほかでもなくS.E.M、それも硲先生でした。ほんとうに最初はそんなことになるとは思いもしなかったのですが。ということでまずはここが好き、な話から。
まず、完全にスペックが好み。
硲先生を好きになったきっかけとしてわたしがSideMに中の人から来たというのは正直大いにあったと思いますが、それでも、スーツと眼鏡と細身とふわふわの髪ははっきりいって完全に推しの系統でした。あとからあまりのわかりやすさで笑う程度にはジャストミート。
あとね〜〜……外見以外にも頭のいい男も好みなんですよね〜〜〜〜……ほかのタイトルの推しもだいたいキャリアが華麗……
そんな男がS.E.Mといえばのあの世界一かっこいいアルミホイルにチェンジしたのです。狂ってんなと思いました。未だによく考えたら狂ってんなと思います。非実在アイドルだから着られる服だよなあ……
ただでさえトンチキで鮮烈なデビューでしたが、S.E.Mが、そして硲道夫がカッ飛んでいるのは衣装だけではないのです。
アイドルになった理由を問うと、類は「ティーチャーよりエキサイティングなライフが送れると思ったから」、次郎ちゃんは「一攫千金」と、総じて自分の人生を豊かにするためだと言います。
硲先生はというと、(原文ママ)
「わが校の生徒たちに夢を与え、勉学への意欲を芽生えさせたい。」
自分のことなんも考えてない……
ちなみにS.E.M以外のアイドルと比べても若干性質が違うように見えます。
九郎くんやクリスさんなど、前職のことについて広く世に知らしめたいという理由のあるアイドルは何人かいますが、硲先生は数学の魅力を知らしめたいわけではなく生徒自身にそれぞれが魅力に思うことを見つけてもらおうとしているわけです。
いやマジ……理想か……?誰だよ恒常Rの二つ名【冷厳教師】にしたの……ハートウォーミングすごいやさしい教師じゃん……自分を大切にしてくれ……
そして硲先生のもうひとつのギャップといえば、誰が言ったか青いフィジカル、その細身のどこから湧いてくるんだというほどのバイタリティです。
SideMミリしらの人にS.E.Mを見せて「誰がアイドルになる言い出しっぺだと思う?」って訊いたら基本みんな類を指さしますよね。パッと見そうだもんね。でも違うんだよな〜〜!!!!
このギャップが良い。そう道夫はギャップが良いんです。
【ロジカル・エール】のチェンジ前のトライフォースの2乗みたいなのついたランニングウェアとサングラスっていう完全に形から入ったでしょ的なスタイル狂おしいほど好きなんですけどわかりますかね……
硲先生って知らないことはとりあえずやってみようみたいなタイプなんですよね。ただ類あたりも割とLet's try的なこと言うんですけど、硲先生は「とりあえず」に含まれる事前準備が細かい。なんにでも当たってみるところはすごいフィジカルみを感じるんですけど、そこが硲先生のインテリたる所以なんだろうなあ。
そんな硲先生が率いるS.E.Mは、「遅すぎることなんて何もないんだ」とそのパフォーマンスを観る相手に訴えかけてくれて、わたしを含め多くのS.E.MPやS.E.M推しがそれに救われます。
でも、ただ平均年齢28.3歳の教師3人組が突然アイドルになっただけでは、そんなに多くの人を救うことはできないと思います。
ここからは救済のお話。
S.E.Mは、傷ついた天才の集まりです。
教えるのがはやくてうまいと評判だった一方で、生徒のモチベーションが上がらず苦心していた硲先生。
若い頃に両親を亡くして、金さえあればできたことをみんな諦めて教師になった次郎ちゃん。
人を惹きつける天性の魅力を持ちながらも、自分が人と違うことに悩んでいた類。
三者三様の傷をかかえて、しかしわざわざ傷を舐めあうこともなぐさめあうこともせず、互いが互いの存在に知らずのうちに救われてステージに立っている。
そしてS.E.Mの生徒への行動理念は基本的に応援であり、ここでも同情したりなぐさめたりする気はないのでしょうが、傷ついて立てなくなったオタクに手を差し伸べて立ち上がらせようとすれば、それは救済になりえるわけです。
S.E.Mがこちらに伸ばしてくれた手を取って立ち上がったわたしはそのまま大学をやめることになるのですが、まあ退学自体はあんまりおもしろい話ではないので。しないで済むならしないほうがいいと思いますよ。ほんと。
そう、それでね。
生徒を応援したい、生徒に夢を見てほしいというのを原動力にここまでずっと走ってきたS.E.Mに、今年の春、すごい仕事が舞い込んだんですよ。
旅立つ君へ贈るYELL!
とある高校の特設ステージで、卒業生たちに贈る卒業ライブを開催することになったHigh×Jokerの伊瀬谷 四季、冬美 旬とS.E.M。
メンバーたちは、卒業生の心に残る特別なサプライズを行うため、気合いが入っている様子。
サプライズの準備中、意外な才能を見せるメンバーが…!?
旅立つ君たちへ、YELLを歌に乗せて贈りたい…!
桜舞うステージで、卒業生たちの門出を祝うライブにしよう!
四季と旬の取り合わせもヤバみ大確定ではあるんですけど卒業ライブにS.E.M!?(千鳥ノブ)
しんどい……しんどい……ってうわごとのようにつぶやきながら走りました。イベストがすべてしんどい。特に07。
文化祭ライブでJupiterを見た硲先生なら、学校でのライブに出るのは夢だったと思います。アニメ5話の予備校でのライブもそれはそれできっと感慨深いものがあったと思うんですけど。
ただ予備校ライブはこれからも勉強がんばろう!になるところですけど、高校卒業したあとって、大学や専門に行く子がいれば就職する子もいて、生徒がほんとうにひとりひとり自分だけの夢を持って巣立っていく瞬間だと思います。硲先生が、教師として一番望んでいる瞬間に立ち会ったわけです。【旅立つ君へ】硲道夫のチェンジ後の顔見てみ?あんな真剣な……いやいつも真剣だけど……こんなん泣く……泣く。泣いた。
まあこのイベント、蓋を開けたら次郎の信マの「俺はずっとここにいるよ」っていう台詞とか類の高すぎる絵アドとかで全世界70億人のS.E.MPが誰推しでも間違いなく撃沈するイベントだったんですけど。
S.E.Mに・硲先生に救われたプロデューサーとしては最上の恩返しになったし、それでも想像を超えてくる先生の熱量とエモに死んでしまった大変なイベントでした。このイベントが、このイベントのS.E.Mが、硲先生が好きすぎて派生的に語らせていただいたんですが。
……ダイマじゃなくて愛を語る企画ではあるんですけどこれだけはどうしても言いたい。旅立つ君へ贈るYELL!のイベストを読んでくれ。ただ読んでほしい。これを読んでS.E.Mを好きになってくれとかそういうのではない。まあ読んだら好きになるけどな!!
ところで、S.E.Mに救われてからこっち、わたしのオタクとしての自己表現がおかしな方向に向かっていってしまいました。
スクバとか、
理系ホイホイシャツとか、
アカデミックP活とかね。
そういえばアカデミックP活の途中経過は随時って言っといてなにもしてなかったけど結構いいかんじです。集合がわかったので大収穫。
よくよく考えたら、実質推しみたいなことをアイマスより前はなにもしていないのだということに気付きました。
実質推しムーブをやってたら今頃バレンタインにカレーを作ったり*1節分でブチ上がったり*2セブンティーンアイスを買っては「グルコース」って言ったり*3「夏葉原」って書いてあるシャツを作ったり*4自分ちで納豆を錬成したり*5してたんだろうけど、どれもやったことがないので。
宗教に狂った人ってこういう風になるんかな……オタクはほとんど宗教だからな……
そんなわけで()明日7/25のたんあいがたりは天の声さんです。最上静香さんについてとのこと。もちづき中四国の血が流れてるからぶっかけ最上ならよく食べますよ。それでは。